月詠み/9月編
夏の終わり。
秋の入り口。
私を覆う闇が目を覚ます頃。
沢山の感情に涙した1ヶ月だった。
ーーーーーーー月詠みーーーーーーーー
まずは、わくフェス。
形は違えど、
『三人称を生で見る』という
目標に一歩近づいたイベントであり、
三人称を応援するファンとしての
在り方、心構えを考えさせられた日だった。
[感動の涙]だった。
その数日後に[嬉し涙]
香川のトークイベント行きのチケットを
目の前にし、流した涙。
その翌日に[哀し涙]
私の夢が崩れ落ちた。
第四者からの『心配』という名の刃。
声を掛けてくれた人まで傷付けられた。
中途半端な情報、
過去の失態。
確かにそれは覆せない。
だが、その第四者はその後の私を
知らない。
一つずつイベントに参加して
一つずつ学んで、積み重ねてきた。
それを簡単に崩された。
『やっぱり私は邪魔なんだ、迷惑なんだ』
そう自分を責めた涙。
その涙を拭いてくれたのは、
私の病気を理解し、
私の小さな努力を見落とさず、
寄り添ってくれている友だった。
[感謝の涙]に変わった。
それから、
ずっと会いたかったフォロワーさんと
会うことが出来た。
せっかくならとずっと行きたかった場所へ。
初の原宿上陸。
大好きなステッカーの原宿店。
急な誘いに応えて案内してくれた仲間。
そしてそのまま
北海道から遊びに来てくれた子と対面。
その夜の数時間は幸せな時間だった。
[幸せの涙]
噛み締めた。
最後は[恐怖の涙]
私の病気を一向に理解しようとしない、
私の存在を否定し続ける身内からの電話。
ゲーム配信を始めた。
私が友と一緒にマイクラ配信をしようと
練っていた、同じゲーム配信アプリ。
『また監視される』
世界が恐怖で埋まる。
だが、仲間たちは笑い飛ばしてくれた。
考え方一つで、
仲間の言葉一つで、
世界の見え方が変わる。
この9月。
それを強く感じた1ヶ月だった。
支えてくれて
寄り添ってくれて
笑い合ってくれる仲間がいる。
その人たちの頑張ってる姿を見て
私も前に進もうという気持ちになる。
実際、人より進みは遅いが
一歩一歩を大切に歩き始めている。
来月は
どれだけ涙を笑顔に変えられるだろうか。
同じ涙なら優しい涙を流したい。
私を見ていてくれる仲間たちに。
天から見守る家族たちに。
優しさが届くように。
ーーーーーーー月詠みーーーーーーー