ぽンすけ。ブログ

主に闘病記。タイトル【欠陥品】は病気の発症とされる時期(生い立ち)について。毎月末に【月詠み】として1ヶ月の軌跡をまとめています。他は思ったこと、言えないこと、言いきれない想いを綴ってます/⚠閲覧は自己責任

2019-01-01から1年間の記事一覧

年詠み2019

2019年は 終わりと始まりを繰り返した1年だった ーーーーーー年詠みーーーーーー 生きることを決めた冬。 人生でひとつの「、」を付けた春。 念願の「SANNINSHOW」参戦。 目標としていた観客席。 大号泣から始まり笑顔で終わったあっという間のトークイベン…

カミングアウト

今更ですが。 私の生い立ちの話をします。 ※不適切な表現を使わざるを得ない内容です。苦手な方は閲覧をお控えください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私は、 気づくと兄から性的虐待を受けていました。それが 「性的虐待」だと…

いとこ

令和元年10月21日 母方の祖父母、 曾祖母のお墓参りに行った。 町はまた変わり お墓から見える景色も変わり 町のにおいだけは変わらず。 萎れた花を片付けて いつものように雑に墓石に水をかける。 私は花は飾らない。 きっと いとこ だろう。 片付けが面倒…

10年目

ここに綴る想いはいつも同じだ。 悔いても悔やみきれない過ちと 何をしても満たされない虚無感と 前を向いては真っ暗になる孤独 これからも 消えることはないと思っている。 消したくないと思っている。 この気持ちと一緒に生きていく。 10年前、そう誓った…

明日へ

何か始まると思っていた。 何か変わると思っていた。 けど 何も始まらなかった部屋。 何も変わらなかった部屋。 親友の笑顔に見送られ 戦友と踏み入れたはずなのに。 始まることを知らずに 数々の「終わり」だけを見てきた部屋。 社会人復帰が閉ざされた『終…

この季節は。 あなたが水着を選んでくれたね。 レンタル水着での事故がキッカケで。 私に合うのを見立ててくれた。 浴衣が着たいって言ったら 喜んでくれたね。 当日までどんな浴衣にしたか教えずに 職場の上司に着付けてもらって あなたの前に立ったとき、 …

欠陥品⑬/闇

詩の意味も含めて。 改めて綴ろうと思う。 ーーーーーーーーー 母がいなくなる前。 私たち本当の家族には ルールがあった。 「お母さんが怒ってる時には この部屋に来ること」 【この部屋】というのが、 3畳の小さな部屋だ。 子供部屋、リビング。 そしてこ…

私から私へ

奥にひとつ、3畳の部屋 いつも暗かった いつだって私しかいないその檻 濡れた髪を撫でる優しい母の手を いつまでも待っていた 偽りの優しさだと知っていても 届かなかった声 小さな窓 走り回る子供たちの笑顔 いつだって眩しくて 届かない向こう側に手を伸ば…

喉の奥で 唾を飲み込むように 流れていく言葉は 身体の中を巡っていく 「怖い」 「辛い」 「消えたい」 「死にたい」 口にしてはいけないと いつの間にか 飲み込む癖がついた 喉の奥で 留まり続け始めた言葉 その想いは 毒のように蝕んでいく やりたいことは…

もうとっくに笑えない。 もうとっくに生きる気力がない。 ただ、、 負けたくなくて 負けを認めたくなくて まだ出来るって証明したくて それだけで立ってる。 明日が来るのが震えるほど怖くて それでも 明日はいい日になるとまだ信じていて 明日が来るように…

月詠み/5月編<2019>

これほどに人生を大きく変える月が 今まであっただろうか。 そして。 私は笑えるのだろうか。 ーーーーー月詠みーーーーー 令和元年。 たくさんの書類から【平成】の文字は消え 【令和】となった。 たったの31年と4ヶ月で その役目を終えた【平成】。 私の人…

寿命

私が私らしくいられるのは あと十数年だろう。 あと半年で31になる人間が 命のリミットを考えるなど早いと 言われるかもしれないが。 長時間立つことができない脚。 長時間座っていられない腰。 重力に耐えられなくなってきた首。 それらを支える肩、背中。 …

スタートライン

昭和63年。 私は生まれ、 数ヶ月後 時は平成へと移り変わった。 駆け抜けた平成。 自分が生まれる前の 知らない時代を ビデオや教科書、 現地で触れ その時代を生き抜いた人の肉声で 当時の過酷さを聴いた。 それが出来た私たちの世代は 恵まれていると思う…

きっと数ヶ月後の私は 今の私を振り返って 『よくそこまでやったな』と 言えてる私なのだろう。 きっと数年後の私は 今の私を振り返って 『そりゃこうなるよ』と 今よりもっと壊れた私は 思ってしまうのだろう。 何もいい事なんてない。 人よりやらなきゃい…

朝起きると 昨日あったはずのものが 自分の中から無くなっていて 時間が経つ事に 残されていたわずかな何かが こぼれ落ちていく そんな感覚に日々追われていて もう 何もない気がしてる いや、 とっくに無いんだと思う それと必死に闘って 抗ってる もう 疲…

新しい街

この街に来て16日目を終えた。 前より少し歩くのが速くなった。 前より少し 顔を上げて歩くようになった。 前より少し 自分が小さく思うようになった。 生き急ぐように。 見え始めたゴールに 足早に近づいているように。 見え始めたゴール。 始まりと共に姿…

目標、その先へ

3月24日。 三人称によるSANNINSHOW vol.14 私は開催地の新潟にいた。 約2年前。 【トークイベントに行きたい】 【行けるように治療に専念しよう】 そう思った。 そこを目標にしていた。 そのために少しづつ 別のイベントに参加したり 乗れなくなってしまった…

生きる世界

この生まれおちた地を離れるタイミングで たまたま行き続けられた派遣先で いつの間にか必要とされていて。 1人でいいと 誰かと仲良くしようなんて 思ってもいなかったのに。 どうせ居なくなるんだからと。 私のことなど誰も知らないまま。 やれることをやれ…

0315

君が生まれた日に。 私は 人生の再スタートの日に。 ここから始まる全て。 上書きした私でまた歩き始める。 君が生まれた日に。 私も生まれた日に。 リセットはできないけれど。 書き足される新しい住所。 書き直す、父から最後に託された姓へ。 今日ここか…

過去と、今

「進学」 「運転免許 取得」 この時期になると耳にする嬉しい報告。 12年前を思い出す。 私は進学したかった。 でも 『お前にその資格はない』 『お前に出す金もない』 そう親に言われた。 奨学金も考えたけど 『借金するつもりか、父親と同じように』 そう…

些細な言葉に敏感になる 新居に備えて用意しなくては ならない費用 その前にかかりつけの心療内科に 払わなければならない費用 そもそも 新居に荷物を置きに行くまでの費用 止まったままの携帯の費用 借金返済 働いても働いても足りないお金 毎日毎日 頭の中…

曇天から

平成31年3月1日。 私は。 人生に 一区切りの【、】を打った。 どれほど この【、】を打つのに 悩み 考え 迷い どれほど 周りの人の力や 言葉に勇気をもらったのだろう 「あなたは間違えてない」 そう言って肯定してくれた人達 「お前がどう生きたいかだ」 「…

月詠み/2月編<2019>

今月は慌ただしく 急かされたような1ヶ月だった ーーーーー月詠みーーーーー 月初めからバイトを詰め込み、 突然の環境の変化に 心は限界を訴え それでも立ち上がり 〈社会人に戻るために〉 何度もそう言い聞かせた。 そして、 新しい生活を守るために。 前…

お母さんに会いたい そしたらきっと 私は笑って死ねる ようやく開放されたと 笑って死ねる

私は必要な人間ではない 必要だというのなら それはきっと 【(都合の)いい人だから】だろう 植え付けられた考え方 押し付けられた生き方 私は私をかき消して 誰かが求めた私になる 人間不信 母が長年にわたり 私に教えてくれたこと 【人を信じるな】 【お母…

遅れてごめんね

2月13日。 亡くなった祖母の誕生日。 約束していた。 11月21日の命日の日。 『誕生日にまた会いに来る』と。 『ビール持ってくる』 『タバコ、一緒に吸おう』と。 だけどその日。 私は体調も、心の調子も悪く、 誕生日に会いに行けなかった。 それを思い出せ…

ただ闇雲に走ってるだけで 何も見えない 私はどこに向かえばいい 答えは分かってる なのに 遠い 見えない どうして

また、どこかで。

NTTに入社したとき。 3ヶ月の研修を共に乗り越え 約4年、 苦労を分かち合ってきた同期。 退社してから約2年の月日が経ち 地元を離れる前に…と。 久しぶりに呑み会。 みんな 何も変わっていなかった。 毎月のように 『同期会』を開き 酒を呑んでたいつものメ…

【当たり前】 これが出来なくなったのが2年前。 【働いて当たり前】 【料理するのが当たり前】 【洗濯するのが当たり前】 【掃除するのが当たり前】 【朝、起きるのが当たり前】 【夜、寝るのが当たり前】 【ご飯を食べるのが当たり前】 【死ぬまで生きるの…

身体の痛み、 傷は 癒える でも、 心の痛み、 傷は 癒えない ただ ただ深くなっていく 理由もない涙が止まらない けど 立ち止まってもいられない 『笑顔』の仮面をつける 仮面に隠した本当の私の顔は 誰も知らない 知らなくていい 私自身が もうどれが本当の…