ぽンすけ。ブログ

主に闘病記。タイトル【欠陥品】は病気の発症とされる時期(生い立ち)について。毎月末に【月詠み】として1ヶ月の軌跡をまとめています。他は思ったこと、言えないこと、言いきれない想いを綴ってます/⚠閲覧は自己責任

明日へ

 

 

何か始まると思っていた。

何か変わると思っていた。

 

けど

 

何も始まらなかった部屋。

何も変わらなかった部屋。

 

親友の笑顔に見送られ

戦友と踏み入れたはずなのに。

 

始まることを知らずに

数々の「終わり」だけを見てきた部屋。

 

 

社会人復帰が閉ざされた『終わり』

長年の執着を断ち切った『終わり』

友情が恨みを残して消えた『終わり』

そして

私自身の社会的『終わり』

 

これで良かったのかもしれない。

始まるには早すぎた。広すぎた。

ただ闇雲に未来を掴もうとした。

けど、

それが悪かったとは思わない。

 

こうして

新たなスタートを切るのだから。

 

 

 

【明日は来るのか】と悩むなら

明日を迎えに行けばいい。

 

【道が見えない】と蹲るなら

道を作るチャンスだと思えばいい。

 

【これで良かったのか】と振り向くなら

良かったと思えるように前を向けばいい。

 

 

たくさんの『終わり』が

私を変えたのは揺るがない真実だろう。

 

 

 

 

 

私は忘れない。

 

 

 

 

食べるものがなくて

市から支給された乾パンを食べたあの味。

甘いものを身体が欲して

氷砂糖の飴を舐めて糖分を摂取したこと。

タバコを買うお金が無くて

一口でも吸える吸殻を漁って吸ったこと。

お肉もご飯も、

涙が出るほど美味しかったこと。

 

 

忘れない。

 

 

だから。

這い上がれる。

 

 

 

人に助けられて

市に助けられて

今の私がいるなら

私がやることは一つ。

 

 

 

 

 

【昨日】は置いていく。

【過去】は連れていく。

 

 

 

 

 

進め。

 

 

 

 

 

前へ。

 

 

 

 

私が決める

明日へ。