ぽンすけ。ブログ

主に闘病記。タイトル【欠陥品】は病気の発症とされる時期(生い立ち)について。毎月末に【月詠み】として1ヶ月の軌跡をまとめています。他は思ったこと、言えないこと、言いきれない想いを綴ってます/⚠閲覧は自己責任

課題

 

 

『人に頼る』

 

…というのは難しいものだ。

 

仕事なら。

【この人はここまでなら大丈夫】

【この人はこれ以上は出来ない】

【この人には任せられる】

【この人には1度やらせてみる】

 

…とか。

そういう立場だったから

考えることも

適切に判断することも出来た。

 

もちろん。

自分の抱えている仕事を見て….

ときには無理もしたけど

相手の負担を減らすことを優先した。

 

 

そんな

『頼られる側』の存在だったから。

それを喜んで引き受けていたから。

18で社会に出て

ブラック企業に4年もいたら

自ずとそうなる。

 

18で知った社会は

『会社愛』という名の

【自己犠牲】で溢れた世界。

 

 

<透明人間>と言って

シフト上は休みでも出社した。

午後出勤なのに

オープン前から出社して

開店準備を手伝い

レジが混めば援助に入り

合間はシフト作りのためPCへ。

 

先輩社員がそうしていた。

だからそれが普通だと思っていた。

やらなきゃいけないことだと。

それが社員なんだと。

 

 

そんな毎日だった。

 

 

家に帰っても

それは変わらなかった。

 

 

2ヶ月ぶりに休めた時

身体が機能せず

起き上がれない私を

母は許さなかった。

「買い物に連れて行け」と

隣市までの運転、

荷物持ちを余儀なくされた。

 

 

知らずのうちに

【自己犠牲】が

私の “普通” になっていた。

 

 

だから。

 

 

『人に頼る』ということが分からない。

 

 

この歳になっても分からないなんて

恥ずかしいことなのかもしれないが。

 

 

私にとっては

難しい課題だ。

 

 

意識していないところで

人に頼っているところはあるだろう。

助けを求めていることもあるのだろう。

 

 

でも。

自分では分からない。

 

『頼っている』という

認識がないのだから。

 

 

今、私が頼っている唯一の人。

それだって

どこかで罪悪感を抱いている。

 

どうしても

一歩、二歩、距離を置く。

 

飛び込みたいのに

飛び込めない。

 

毎回、葛藤なのだ。

 

 

 

すぐに応えが出る課題ではないだろう。

すぐに解決できる問題でもないだろう。

 

 

植え付けられた考え方、生き方を

根本から覆すようなことを

私は今、しようとしているのだから。

 

 

どうしたら

相手の負担にならずに

頼ることが出来るのだろう。

 

どうしたら

相手が背負い込まずに

頼ることが出来るのだろう。

 

 

『ぽンすけ』を守るために

力を貸してほしい。

 

 

故郷を捨て

思い出をも捨て

捨てられないものは鍵をかけて

 

 

私はこの街を出ると決めた。

 

 

『ぽンすけ』として

在り続けるために。

 

 

故郷を捨てることは出来るのだろう。

だが、思い出を封じ込めることは

かなり心の負担になる。

 

それが出来ないから

薬を飲んでいる。

 

 

その『出来ない』ことに

私は抗おうとしている。

 

 

闘おうとしている。

 

 

 

私だけの力では

『ぽンすけ』は守れない。

 

 

だから、手を貸してほしい。

 

 

ワガママなのだろうか。

 

今更抗おうなんて。

誰かの力を借りようだなんて。

 

 

一生の課題。

 

 

どこまで出来たのか

これで良かったのか

間違えていないのか

 

 

答え合わせをしながら

ひとつずつ

こなして行くしかない。

 

 

そんなことしか出来ない『ぽンすけ』。

 

 

それでも

差し伸べられた手を

掴んでいいのだろうか。

 

 

一生の課題。

 

 

気づいた時には、

誰もいないかもしれないという恐怖感。

 

呆れて

負担になって

どんどん去っていく背中ばかり

思い浮かぶ。

 

 

 

どこまで抗えるのだろうか。

どこまで行けるのだろうか。

 

 

 

まだ。

 

 

分からないことだらけで

身体が拒絶反応を起こす。

 

 

 

もう、、

手遅れなのかな?