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透明人間。
居るようでいない。
いないようで本当は居る。
私のことはそう思ってください。
離れていかれるのも
捨てられるのも
慣れてるけど
だからって平気な訳じゃない。
毎回毎回
「大丈夫だよ」って私は笑う。
「君なら大丈夫」って送り出す。
平気なフリをしているだけで、
誤魔化してるだけ。
「お前が必要だ」
私だって言われたい。
そんな存在になりたい。
でも自分が自分を
否定して、必要としていない。
だから
言われたいけど
信じられない。
(そう言って離れていくんだろうな)
そう、思ってる。
私は通過点でしかない。
なら。
存在しているようで
存在していない、
透明人間になる。