ぽンすけ。ブログ

主に闘病記。タイトル【欠陥品】は病気の発症とされる時期(生い立ち)について。毎月末に【月詠み】として1ヶ月の軌跡をまとめています。他は思ったこと、言えないこと、言いきれない想いを綴ってます/⚠閲覧は自己責任

小さなこと

 

 

新たな生活のため。

挑戦するため。

 

派遣だけど2日間、

8時間フルタイムで働いてみた。

 

 

約2年間、社会から切り離され

働くことを許されなかった私。

今でも許された訳では無い。

先生には事後報告にはなるが、

 

「やってみたい」

その意志を尊重した。

 

いや、

「やらなければならない」

そう思った。

 

慣れない土地に引っ越して

右も左も分からない場所で

再スタートをするために、

少しでも自信が欲しかった。

 

 

「私は出来る」

「病気に完全に負けてない」

 

そうやって自分を肯定したかった。

 

 

 

そう思えたのも

去年の5月から私の病気と向き合い

いろんな所へ連れ出してくれて

いろんな世界を見せてくれた仲間がいて

そして、

ことある毎に

「大丈夫」「進め」と

背中を押してくれる人がいた。

だから出来たこと。

 

みんなからの温かい気持ち、時間。

お金じゃ買えないものを

共有してくれた。

 

私の歩幅に合わせてくれた。

 

私より前を歩いてくれる人がいた。

 

 

『追いつきたい』

『堂々と隣を歩きたい』

『いろんな世界を知りたい』

 

 

その気持ちが

社会復帰に繋がった。

 

本当に感謝しきれない。

 

 

私のことを知って

離れていく人が殆どだ。

 

 

『助けてあげられない』

『何も出来ない』

『ごめんね』

 

そう言われ続けてきた。

 

でも、違うよ?

 

私の病気と向き合ってくれた、

一緒に闘おうとしてくれた。

それは変わらない事実。

 

私は救われたよ。

だから今があるよ。

 

社会復帰して

見上げた空は、

家から見る景色や

星空とは全く違う。

 

【達成感】

【充実感】

 

そんなものに溢れる空だった。

 

 

昼の空は

こんなにもキレイなんだと。

療養生活の中で初めて知った。

 

 

周りからしたら

『働くのが当たり前』で、

『何を偉そうに』って

そう思われても仕方がないと思う。

 

それでも、

まずは2日間働けた。

発作も起きていない。

 

発作を起こす原因の1つ、

地元の電車。私は乗れた。

 

 

その達成感。

 

 

小さなことだけど

大きなこと。

 

 

「小さな1歩は大きな1歩」

これ言葉が、私の芯。軸。

 

 

小さくても

踏み出せたことに意味がある。

躊躇していたときよりも

心は澄んでいるはず。

 

何かが変わってると

そう、信じてる。