ぽンすけ。ブログ

主に闘病記。タイトル【欠陥品】は病気の発症とされる時期(生い立ち)について。毎月末に【月詠み】として1ヶ月の軌跡をまとめています。他は思ったこと、言えないこと、言いきれない想いを綴ってます/⚠閲覧は自己責任

月詠み/1月編<2019>

 

平成31年

 

タッキー&翼

ラストステージを目に焼き付けて。

それぞれ別々の道へ

新しいことへ挑む姿を見送って。

 

「私も。」と

立ち上がった。

気持ちも、生活も、

【変化】した1月だった。

 

 

ーーーーー月詠みーーーーー

 

10年。

出会ってから今まで

何度も言い争い、助け合い

最終的には傷つけ合うことしか

出来なくなってしまった夫へ。

 

最後の

『いってらっしゃい』を告げた。

 

私達も、

別々の道を歩くと決めたのだ。

 

どこまで思い描く自分に近づけるか。

それは誰にも分からない。

でも、

近づいてみなきゃもっと分からない。

1歩でも2歩でもいい。

最終的に追いつけなかったとしても、

追いかけた事実はちゃんとある。

 

私は

在りたい自分に近づけるように

歩くことを決めた。

 

そして。

 

その第1歩となったのが

新居の契約だ。

 

出会いから12年、

共に闘った親友の力を借り、

出会って間もないが

いろんな意味で心から信頼している、

信友に支えてもらい。

 

新たな人生を送る家を決めた。

 

春からは新しい家に住む。

 

踏み出すんだ。

 

その日から私は

ひたすら動いた。

 

・市からのDV保護(母と兄が対象)

・車買い替えの相談

・仕事探し

 

私は地元を離れ

他県に住むことを決めた。

 

私のことを知ってる人、

私に何かあったとき

駆けつけられる人は最小限でいい。

多すぎると

病気の闇に呑み込まれてしまう。

その闇に抗おうとしているのに

いつの間にか覆われてしまう。

 

だから。

 

関東圏からも離れることを選んだ。

 

 

新天地の中心部は

仕事が山ほどある。

交通の便もいい。

 

ただ。

『4月から就業』

…というのが私の条件だ。

引越し業者を頼まないことにしたため

持っていくものは何回かに分けて運び

重いものは現地調達。

病院も緊急搬送が出来て

入院施設がある心療内科へ変更せねば

この病と一緒に生きてはいけない。

 

やることは山積みだ。

3月くらいまでは落ち着かないだろうと

心の調子もみて余裕を持ちたかった。

 

4月から就業となると、

来月中旬でないと紹介も難しいと、

職案の人と2時間かけて相談した。

 

そして。

もう1つ。

 

 

【社会復帰への挑戦】だ。

 

 

先生はまだ首を縦には振らない。

 

だが、いざ4月から就業となったとき。

私は働けるのだろうか?

 

約2年間、働いていない。

ぎっくり腰をキッカケに、

古傷も痛みだし普通の生活でさえ

身体中が痛くて整体通いだ。

 

そんな私が働けるのか。

 

 

私は決めた。

 

 

人材派遣会社に登録。

 

 

25日と26日

2日連続で久しぶりに働いた。

 

いや。

働けた。

 

もちろん、身体はボロボロ。

 

でも。

心は達成感と安心感、

充実感で溢れていた。

 

〈まだ私は働ける。大丈夫。〉

 

高校生の頃から

ずっと働いてきた。

走り続けてきた。

 

タオルをかけられ、

強制的に

コースから外れざるを得なかった2年前。

 

ちゃんと、帰ってきた。

帰ってこれたのだ。

 

29日も派遣会社からの紹介をうけ

26日に行った現場にまた行った。

 

すると。

私のことを覚えてくれている人達が

ちゃんといた。

病人としての目ではなく。

働く仲間として。

 

この2年間、

【病人】という目で見られてきた。

その目が怖かった。

 

でも私が【病】より少し前に出て

ちゃんと立っていれば

【私】を見てくれる。

 

それを実感した瞬間だった。

 

 

 

2月はもっと忙しくなる。

 

今月の26日、29日に行った現場で

仕事に呼ばれている。

 

その合間を縫って

引越しと職探し、

面接して内定まで貰いたい。

 

祖母の誕生日(2月13日)には

近況報告と、

次来れるのは命日かな…と、

話すためにお墓参りへ行くと決めている。

 

 

バイトしながら

益々生きていることを実感しながら、

前しか向けないくらいに忙しくなる。

 

そうであってほしい。

 

 

振り返るのは

今の家を離れる時でいい。

 

それまでは。

在りたい自分を追いかける、

その準備をしていたい。

前を向いていたい。

 

抗っていたい。

 

 

来月もたくさんの経験をして、

それを自分の糧に変えて。

弱音を吐いても、悩んでも、

また前を向いて。

 

そんな私でいてほしいと願う。

 

 

もうすぐ

オリオン座が次の星座に

バトンタッチをして

反対側で輝く頃だ。

 

もう少し。

オリオン座と共に。

minatoと共に。

 

1歩ずつ進んでいきたい。

 

ーーーーー月詠みーーーーー